多摩平の森の団地再生事業として、新しい街づくりの一翼を担うプロジェクト。この地の景観資産でもある緑豊かな景観との調和をめざしました。
縦に伸びる飾り柱のマリオンが建物のボリューム感を分節。ガラスと縦格子の手すりを交互に配置することで、リズミカルな表情を演出しています。
低木の植栽や石積み、照明などで演出したゆとりある歩道空間。歩道沿いには人の気配が感じられるように共用施設を配置し、親しみのある街路景観の形成をめざしました。
敷地の四方をめぐる緑のプロムナードが歩いて楽しい沿道空間を形成。この場所で育った樹々を活かしながら、新しい緑豊かな風景を創り出します。
自然の風合いを大切にした石積みや、緑豊かな植栽が美しいエントランス。あたたかい光とともに、住まいの顔として相応しい上質感を演出します。
武蔵野の森の記憶を受け継ぐ中庭。樹々などの緑を多く施し、自然石乱貼り仕上げの舗装、石積みのローウォールなどで原風景を表現しています。
空間全体は木調を取り入れた温かみのあるデザイン。外構の緑を借景とし、光と影の陰影を取り込みます。
モンドリアン調の窓枠で上質感を演出しながらも、壁面アートや明るい色彩の構成で子供たちが楽しく遊べる空間に仕上げています。